【 夜の入口 】
半分、夜に浸っているデハ801。
空の明かりも、水平線に紅く残るだけ。

「夜の入口」
外川駅から夜に向かって走り出そうと、
運転士がヘッドライトのスイッチを入れた。
二つ目玉の丸いライトが、オレンジ色の空と同じに光る。
夜の線路をライトが照らす。
車内にもオレンジ色の明かりを乗せて、ドアがガタンと閉まる。
前方安全ヨシ。
夜の線路に、釣り掛モーターの音が響く。
空の明かりも、水平線に紅く残るだけ。

「夜の入口」
外川駅から夜に向かって走り出そうと、
運転士がヘッドライトのスイッチを入れた。
二つ目玉の丸いライトが、オレンジ色の空と同じに光る。
夜の線路をライトが照らす。
車内にもオレンジ色の明かりを乗せて、ドアがガタンと閉まる。
前方安全ヨシ。
夜の線路に、釣り掛モーターの音が響く。
- [2008/11/16]
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【 ヘッドライトの時刻 】
空には薄明かりが残っていても、
地上には夜が降り初めている。

「ヘッドライトの時刻」
空の明るさに目が慣れて、ふと地上に目を移した時、
地上は夜の準備がすでに始まっていた。
そこにデハ801が、ヘッドライトを輝かせ目の前を通り過ぎてゆく。
車内の明るさも際だつ時間、ヘッドライトも行く手を照らす。
秋の夕暮れは、瞬きする間に夜へと移って行く。
地上には夜が降り初めている。

「ヘッドライトの時刻」
空の明るさに目が慣れて、ふと地上に目を移した時、
地上は夜の準備がすでに始まっていた。
そこにデハ801が、ヘッドライトを輝かせ目の前を通り過ぎてゆく。
車内の明るさも際だつ時間、ヘッドライトも行く手を照らす。
秋の夕暮れは、瞬きする間に夜へと移って行く。
- [2008/11/11]
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【 秋色線路 】
秋色の絨毯を敷き詰めた地面に、二本の線路。
その上をゴトンゴトンと小さな電車がやって来た。

「秋色線路」
秋の陽射しを後ろに浴びて、光る線路の上を電車が走る。
わずかに波打つ線路に合わせて、車体も揺れる。
前も後ろも、季節は秋色。
秋色の中を走る、赤い電車が紅葉を先取りしていた。
その上をゴトンゴトンと小さな電車がやって来た。

「秋色線路」
秋の陽射しを後ろに浴びて、光る線路の上を電車が走る。
わずかに波打つ線路に合わせて、車体も揺れる。
前も後ろも、季節は秋色。
秋色の中を走る、赤い電車が紅葉を先取りしていた。
- [2008/11/09]
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【 運転手 】
デハ801を動かしている運転手。
運転手の手が動くと、釣り掛式のモーターも音をうならせて速度が上がる。

「運転手」
君ヶ浜駅からしばらく上り坂が続いている。
モーターも更にうなりを上げて、坂を上って行く。
独特の釣り掛音に、ファンも多い。
魅力は何だろう。
耳にすることが少なくなった、原風景の音。
懐かしい音。
昔は電車に乗ると、あたりまえに聞こえていた音が、
いつしか、周りから消えていた。
銚子に来ると聞こえる音。
そんな音も、いつしかきこえなくなる日がやってくる。
運転手の手が動くと、釣り掛式のモーターも音をうならせて速度が上がる。

「運転手」
君ヶ浜駅からしばらく上り坂が続いている。
モーターも更にうなりを上げて、坂を上って行く。
独特の釣り掛音に、ファンも多い。
魅力は何だろう。
耳にすることが少なくなった、原風景の音。
懐かしい音。
昔は電車に乗ると、あたりまえに聞こえていた音が、
いつしか、周りから消えていた。
銚子に来ると聞こえる音。
そんな音も、いつしかきこえなくなる日がやってくる。
- [2008/11/07]
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【 乗客 】
仲ノ町駅に降りる、人々の顔。
停車する電車は、デハ801。

「乗客」
乗る人、降りる人、様々な人たちが銚子電鉄にやって来る。
若い人、年配の人。
銚子電鉄の好きな人達が集まってくる。
写真を撮る人、絵を描く人。
それぞれの想いで、銚子電鉄を記憶する。
たくさんの記憶が801に乗っている。
停車する電車は、デハ801。

「乗客」
乗る人、降りる人、様々な人たちが銚子電鉄にやって来る。
若い人、年配の人。
銚子電鉄の好きな人達が集まってくる。
写真を撮る人、絵を描く人。
それぞれの想いで、銚子電鉄を記憶する。
たくさんの記憶が801に乗っている。
- [2008/11/01]
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【 金色(こんじき) 】
金色に輝くデハ801が、神々しい。
神が宿った瞬間を見たような、眩しいほどに輝く車体。

「金色(こんじき)」
一瞬の光に包まれる時、昼間には見られない一面を見た。
家宝にしたい801の姿。
その価値は、計り知れないほどの大きなもの。
誰かと分ち合いたい、素敵な夜の801の光。
神が宿った瞬間を見たような、眩しいほどに輝く車体。

「金色(こんじき)」
一瞬の光に包まれる時、昼間には見られない一面を見た。
家宝にしたい801の姿。
その価値は、計り知れないほどの大きなもの。
誰かと分ち合いたい、素敵な夜の801の光。
- [2008/10/03]
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【 夜の花 】
夜の仲ノ町に咲く、夜のコスモス。
対向車のヘッドライトに801が浮かび上がる。

「夜の花」
コスモスにもヘッドライトの灯りが漏れて来た。
その瞬間。夜の風がコスモスの存在を影の世界へ落とし込んでしまった。
ライトを浴びた801が、その花を持って明るい舞台に立とうとしている。
そして、音楽が鳴りだし、幕が上がる。
対向車のヘッドライトに801が浮かび上がる。

「夜の花」
コスモスにもヘッドライトの灯りが漏れて来た。
その瞬間。夜の風がコスモスの存在を影の世界へ落とし込んでしまった。
ライトを浴びた801が、その花を持って明るい舞台に立とうとしている。
そして、音楽が鳴りだし、幕が上がる。
- [2008/09/28]
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【 夜の光 】
801の車体に夜の光が当たる。
夜の光の中では、どんな色も、消え失せる。

「夜の光」
赤が消えた、黒は闇の中。
光が当たり、色が見える。
夜の光に、色は無い。
そこにあるのは、形のみ。
四角い車体に張り付く、窓枠の形。
ドアの形と、ガラスの平面。
光が消えると、すべての形も消え失せる。
夜の光の中では、どんな色も、消え失せる。

「夜の光」
赤が消えた、黒は闇の中。
光が当たり、色が見える。
夜の光に、色は無い。
そこにあるのは、形のみ。
四角い車体に張り付く、窓枠の形。
ドアの形と、ガラスの平面。
光が消えると、すべての形も消え失せる。
- [2008/09/27]
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【 85年 】
今年は、銚子電鉄開業85周年になる。
その記念エンブレムを付けて、801が快走している。

「85年」
801に付けたエンブレムは、木彫の手作り一品もの。
これは、現役古株の801に捧げている。
鉄子カラーの1002には、シールの85年エンブレム。
走り始めた85年前は、大正12年。
そして、その前の年に生れたデキ3が銚子電鉄にいる。
外川駅も開業当時の駅舎がそのまま使われている。
目に見える85年の歴史。
手に触れる85年前の温もり。
これからも時の流れをつないで、銚子にあり続けて欲しい。
その記念エンブレムを付けて、801が快走している。

「85年」
801に付けたエンブレムは、木彫の手作り一品もの。
これは、現役古株の801に捧げている。
鉄子カラーの1002には、シールの85年エンブレム。
走り始めた85年前は、大正12年。
そして、その前の年に生れたデキ3が銚子電鉄にいる。
外川駅も開業当時の駅舎がそのまま使われている。
目に見える85年の歴史。
手に触れる85年前の温もり。
これからも時の流れをつないで、銚子にあり続けて欲しい。
- [2008/08/27]
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【 夏の顔 】
丸い太陽を、そのまま花に映したひまわり。
夏の訪れを教えてくれるように、黄色い顔で電車を見ている。

「夏の顔」
デハ801の赤い車体に、黄色いひまわりが良く似合う。
夏の間中、電車に顔を向けて、お客さんにあいさつしてる。
「今日も暑いね。
窓を開けて、銚子の風で電車の中をいっぱいにしてね。
銚子の電車は、扇風機と自然の風がエアコン代りだよ。」
まだまだ、太陽の下で夏の顔が咲いている。
「今日も暑いね」
夏の訪れを教えてくれるように、黄色い顔で電車を見ている。

「夏の顔」
デハ801の赤い車体に、黄色いひまわりが良く似合う。
夏の間中、電車に顔を向けて、お客さんにあいさつしてる。
「今日も暑いね。
窓を開けて、銚子の風で電車の中をいっぱいにしてね。
銚子の電車は、扇風機と自然の風がエアコン代りだよ。」
まだまだ、太陽の下で夏の顔が咲いている。
「今日も暑いね」
- [2008/08/14]
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