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総武本線開業120周年記念号 [JR総武本線:飯岡]
千葉県内で本線を名乗るのは、ここ総武本線のみ。
それだけ、当時は東京と銚子を結ぶ、
重要な路線と位置付けられていたのだろう。
銚子市は千葉市に次いで、
千葉県内で2番目に市に昇格した町。
二つの市を総武本線が繋いだ意味は、
大きなものがあったのではと、
120年記念号の姿を見て思いを馳せる。
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総武本線120周年記念号 [JR総武本線:飯岡]
「総武本線120周年記念号」 2017/6/4撮影
総武本線が銚子まで開通したのは明治30年のこと。
当時の沿線風景は知る由もないが、ここ蛇園トンネル辺りは、
当時と変わっていないのではと思う。
築堤の下を潜る道路には、アーチ状に組まれた煉瓦のトンネルが残り、
当時の姿を留めている。
鉄道のトンネルも電化されるまでは、煉瓦が施工されていたと思うが、
電化と共に拡張され当時の姿は残っていない。
開通した1番列車に乗った人たちは、どんな思いでこの風景を見ていたのだろう。
汽車の煙をお供に、ゆっくりと流れる時の流れを楽しんでいたのだろうか。
総武本線120周年 [JR総武本線:飯岡]
「総武本線120周年」 2017/6/4撮影
総武本線開通から120年の年月が過ぎた日、
その足跡を残しながら、DE10に牽かれた記念列車が青空の下を走り抜けた。
銚子を14:00に出発した列車を、
蛇園トンネルを抜けた築堤で待ち構える。
同じ思いで50人程のカメラマンが、線路沿いに並ぶ。
やがて、トンネルを抜けた列車が、軽やかに車輪の音を響かせて、
築堤の上を走り抜けて行った。
JR銚子駅の秋 [総武本線:JR銚子駅]
2015夏旅 青い夕暮れ [JR飯田線:桜町]
僅かに残った光が、青い暮れ時を演出する。
シャッターを切ろうとした瞬間、信号が青に変わり、
列車の到着を告げる。
ここは、飯田線桜町駅。
山間の静かな町は、ゆっくりと闇に包まれていった。
2015夏旅 秘境[JR飯田線:小和田駅]
飯田線の有名秘境駅「小和田」は、「おわだ」ではなく「こわだ」と読む。
一時期賑わっていた駅も、今は降りる人も疎ら。
秘境と言われる駅を初めて尋ねて、その雰囲気を味わって見た。
駅舎は思いの外立派な木造駅舎で、出札窓口もあるので、
かつては駅員も配置されていたと聞く。
駅舎入口には、鳥の巣箱が置かれて、今は鳥が駅務の代行をしているのか。
この時は不在で、ひっそりとしていた。
駅までには、確かに通じる道路は無く、登山道のような道が一本伸びているだけ。
民家も、駅の下に廃屋となった建物があるだけで、人の気配が全く無い。
この廃屋もかつてはお茶農家が暮らしていたとの事。
それがダムの建設で、村が水没し通じる道路も無くなってしまったためここを後にしたらしい。
現在は、小和田駅から歩いて1時間ほどの所に集落はあるらしいが、
この駅を生活の中で利用しているのかは分からない。
1時間ほどの滞在だったが、秘境駅の魅力に思わずハマってしまいそうになる、
「小和田駅」探訪だった。
2015夏旅 桜町夕景 [JR飯田線:桜町駅]
夏に訪れた飯田線桜町駅。
ふと見た駅風景が趣ある雰囲気だったので、宿から近いこともあり下車。
ホーム上屋の木の柱が見せる影は、幾何学模様の様に整然と並ぶ。
町中にある駅ながら、懐かしさ溢れる風景にしばらく佇んで見た。
影富士 [総武本線:飯岡]
いぶたま [JR指宿・枕崎線 生見駅]
初めての九州、鹿児島から指宿枕崎線で指宿までの往復。
台風接近で荒天を覚悟していたが、予想は良い方へ裏切られ、
雨に降られることもなく、時折青空も覗かせる空模様となった。
この路線を走る特急「指宿のたまて箱」。
指宿からの帰路、生見駅で交換待ちがあったので、
ホームから「いぶたま」を狙って見た。
白と黒の塗り分けが印象に残る車体は、水戸岡鋭治のデザインによるもの。
ホームを通過する列車の車内は見られなかったが、
木目調を基本に、窓側を向いたシートやキッズシートなど、
個性的な車内が話題にもなった列車。
こちらは普通列車でのんびりゆっくり旅。
それにしても、列車に乗っている間は、
線路状態が気になるほど、よく揺れる。
揺れるというより、跳ねるような揺れに、
たまて箱の蓋も途中で開いてしまわないのか、気にかかる所。
2013夏旅 過去と未来 [JR只見線:只見駅]
JR只見線只見駅の会津川口方面は、夏草に覆い尽くされ、
線路の存在を隠してしまっている。
この区間を列車が走らなくなって2年が過ぎて、
未だ復旧工事は手つかずのまま、錆びついたレールが草むらへ消えていた。