フラワーギフト

夜空の伊予鉄800型 

ついに銚子へ上陸した伊予鉄800型。
月夜の晩に、堂々とした姿を見せてくれた。


「夜空の伊予鉄800型」

これから銚子の空の下で、どんな風景を見せてくれるんだろう。
伊予鉄の4輌の車輌たちが作る、銚子の風景。

港に上げられ、線路はまだないけれど、
銚子の夜空を見上げる姿が様になる。

これから、大型トレーラーに引かれて、
銚子電鉄の線路へ移動する。
そこから、新しい銚子の顔になる。

伊予鉄800型、銚子上陸 

四国は伊予の国から、銚子電鉄譲渡車輌800型が上陸。
満月の夜、4輌が銚子漁港に並べられた。


「伊予鉄800型、銚子上陸」

月の光に浮かび上がる、伊予鉄の車輌達。
四国松山から、海を渡ってやってきた。

これから始まる、銚子電鉄への搬入を前に、
夜の港で、わずかな時間休息を取っている。

大型のトレーラーを頭に付けて、
なれない道路を驀進して行く。

その時間をまもなく迎えようとしている。
月の光がこれからの行程を見守っていてくれる。

デハ301の空 

笠上黒生駅の側線で、解体を待つデハ301。
青い空見て、何を思う。


「デハ301の空」

線路の上を何万キロ走ったんだろう。
ガタガタ、ゴウゴウ、モーター音を響かせて、
昭和26年から銚子の町を走っていた。

58年間、銚子電鉄の線路を走っていた。

その車体も、2009年の秋に役目を終えて、
解体の日を迎える事になる。

青い空と、デハ301の風景はこれにて、
見納めになる。

TRY-TO-TRAIN2 

Continue Art Project in銚子。
昨年に続き、第2回目の開催となる、現代アート展。

銚子電鉄が美術館になる9日間。

アート展チラシ
「TRY-TO-TRAIN2」

開催日 2009年11月7日(土)〜15日(日)
開場時間 午前11時から午後4時

作品は、仲ノ町駅と笠上黒生駅を除く8駅で展示。
銚子電鉄の切符が入場料となる。

主催 Continue Art Project 実行委員



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今年の作品は、銚子電鉄をどんな風景に変えてくれるのか。
昨年の、西海鹿島駅の黄色い旗は駅そのものがアート作品。

いつもと違う何かが、いつもと違う風景を創る。


笠上黒生の空の下〜デハ301 

外川駅にしばらく留置されていたデハ301が、
笠上黒生駅の側線に居る。


「笠上黒生の空の下〜デハ301」

オリジナルカラーで、屋根の櫓も降ろされて、
往時の姿でここに居る。

何の前触れもなく、突然ここに移動してきたのはワケがある。

デハ301の姿は、これが最後の写真になってしまった。
そう、ここでついに解体の日を迎えることになる。

デハ101の様に、重機で正面から食いつかれ、
屋根、側面、床、台車と手際よく解体されていった。

しかし、その場面の写真を撮る間も無く、
デハ301の車体は線路の上から消えてしまった。

焦点 

どこか遠くを見つめる、外川の猫が一匹。
キリリとした目が、何かを狙って焦点を合わせる。


「焦点」

その先に、ライバルが居るのか。
敵か、仲間か。

それとも恋する相手。

じっと動かずに、焦点を合わせたままの猫の瞳。
時が止まって、海からの風だけが流れている。

そして、風が止まった瞬間、瞳の焦点を外して、
何ごともなく立ち去って行った。

車内へ 

回りはすっかり暗くなって、
灯があるのは、駅舎と電車の中だけになる。


「車内へ」

その、あかりが灯るデハ801の車内へ、
ホームで待っていたお客さんが乗り込んでいく。

外は、まだそんなに寒くはないけれど、
やっぱり灯の暖かさに包まれるとほっとする。

お客さんを包み込んで、
デハ801のドアがガタリガタリと閉る。

懐かしいモーター音を残して、
暗くなった線路の上を走り去って行った。

凸の横顔 

まさにデキ3の横顔は、凸。
これ以上の表現が無いほどに、ハマリ過ぎる凸。


「凸の横顔」

凸なデキ3。
一度、この凸がデキ3に見えてしまうと、
頭から離れなくなる。

凸とデキ3。
小さな電気機関車の形は、凸が一番。

凸がデキ3。
辞書の中の、凸の文字が、
勝手にトコトコ走り出す。

凸はやっぱりデキ3の形。

記憶 

普段は1両の電車がすれ違う、笠上黒生の駅。
混雑する日は、2連同士のすれ違い。


「記憶」

4両の色が違い、華やかな雰囲気になる。
赤と青と水色とオレンジ。

小さな電車だけど、それぞれが個性ある車両達。

個性が出会う、笠上黒生の風景は、
これが最後だったのかも知れない。

窓から見える風景と電車の匂い。
吊り掛のモーター音と揺れる電車。

すべてが一緒になって、銚子の風景を記憶する。

揺れる心 

デハ101が消える寸前、
一瞬見せてくれた、心の内。


「揺れる心」

どんなに見つめても、どんなに揺れても、
戻ることは出来ない、線路の上。

消える心を、ここに置いていく様に、
ふとふり返ったデハ101の心が揺れていた。

そこに立ち止まったまま、コトリとも動かずに、
笠上黒生の線路を見つめている。

見つめ続けたまま、デハ101の姿は消えて行った。