【 Uの字 】
いつもの駅の、いつもの改札口。
ここにUの字で始まる、世界があった。

「Uの字」
UMIの青色の中に
UCHUが見えた
空気の無い空間を
UOが泳ぎ
UNIの棘が星になる
遙か遠くから
UCHUの
UTAが聞こえてくる
そこにいる者達の
UNMEIの
UTAが聞こえてきた
ここにUの字で始まる、世界があった。

「Uの字」
UMIの青色の中に
UCHUが見えた
空気の無い空間を
UOが泳ぎ
UNIの棘が星になる
遙か遠くから
UCHUの
UTAが聞こえてくる
そこにいる者達の
UNMEIの
UTAが聞こえてきた
- [2009/07/03]
- 銚子電鉄【本銚子駅】 |
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【 デキ3のバランス 】
デキ3に光が当たるとカタチが浮かび上がってきた。
そのカタチは、ここにしかない。

「デキ3のバランス」
ひとつひとつのカタチが、バランスを取っている。
機能のバランスだったり、デザインのバランスだったり。
無駄な物はひとつもなく、それぞれが良いバランスで、
デキ3を形作っている。
そして、その物達が纏っている色は黒。
黒とカタチのバランスもまた良い。
そのカタチは、ここにしかない。

「デキ3のバランス」
ひとつひとつのカタチが、バランスを取っている。
機能のバランスだったり、デザインのバランスだったり。
無駄な物はひとつもなく、それぞれが良いバランスで、
デキ3を形作っている。
そして、その物達が纏っている色は黒。
黒とカタチのバランスもまた良い。
- [2009/07/02]
- 銚子電鉄[デキ3] |
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【 夕闇に溶ける 】
暮れる時間の笠上黒生の駅。
夕空に溶け込むように、ホームから電車が発車する。

「夕闇に溶ける」
今日の日は、夕暮れの空にとけ込んでいく。
電車のカタチが夕闇に溶けて、今日の日が終わる。
目の前のカタチが溶けて、音も夕空の彼方へ溶け込んで行った。
これからの時間は、静かな夜。
暗闇にすべてのカタチが溶け込んで、
灯に照らされた物だけが、浮かび上がってくる。
夕空に溶け込むように、ホームから電車が発車する。

「夕闇に溶ける」
今日の日は、夕暮れの空にとけ込んでいく。
電車のカタチが夕闇に溶けて、今日の日が終わる。
目の前のカタチが溶けて、音も夕空の彼方へ溶け込んで行った。
これからの時間は、静かな夜。
暗闇にすべてのカタチが溶け込んで、
灯に照らされた物だけが、浮かび上がってくる。
- [2009/07/01]
- 銚子電鉄【笠上黒生駅】 |
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【 曖昧な世界 】
肩の力を抜くと、目の前に曖昧な世界が現れた。
ピンと張りつめた指先の力を抜いて、曖昧な世界に入り込む。

「曖昧な世界」
カメラのファインダーに、デハ1002が飛び込んでくる。
遠く遠く、ゆっくりゆっくり。
シャッターを切るタイミングを見ながら、
迫る電車を追いかける。
夕暮れの時間。
その瞬間に、曖昧な世界が訪れる。
しっかり捕らえようとすればするほど、
指先から曖昧な世界に入って行く。
シャッターを押した時、
まわりのすべてが、曖昧になった。
ピンと張りつめた指先の力を抜いて、曖昧な世界に入り込む。

「曖昧な世界」
カメラのファインダーに、デハ1002が飛び込んでくる。
遠く遠く、ゆっくりゆっくり。
シャッターを切るタイミングを見ながら、
迫る電車を追いかける。
夕暮れの時間。
その瞬間に、曖昧な世界が訪れる。
しっかり捕らえようとすればするほど、
指先から曖昧な世界に入って行く。
シャッターを押した時、
まわりのすべてが、曖昧になった。
- [2009/06/30]
- 銚子電鉄[デハ1002鉄子号] |
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【 光を射る 】
犬吠駅に向けて、光の矢を射る。
暗闇を明るく照らしながら、矢は真っ直ぐに飛んで行く。

「光を射る」
電柱を照らし、線路を照らす。
畑を照らし、草を照らす。
周りのすべてを照らす光の矢。
その先の犬吠駅に、的を絞る。
駅に当たった光の矢は、
ホームと、駅舎を照らし、
そこに待つ人の顔を明るく照らす。
暗闇を明るく照らしながら、矢は真っ直ぐに飛んで行く。

「光を射る」
電柱を照らし、線路を照らす。
畑を照らし、草を照らす。
周りのすべてを照らす光の矢。
その先の犬吠駅に、的を絞る。
駅に当たった光の矢は、
ホームと、駅舎を照らし、
そこに待つ人の顔を明るく照らす。
- [2009/06/29]
- 銚子電鉄【犬吠駅】 |
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【 燻し 】
長い年月の間に燻されて、鈍い光を纏う。
デハ702の屋根のカーブ。

「燻し」
車体に打たれた、リベットも今では珍しくなった。
リベットのくり返す模様も、渋さを増している。
淡い光の中に、時代が浮かび上がる。
銚子に残る、昭和のカタチ。
デハ702の屋根のカーブ。

「燻し」
車体に打たれた、リベットも今では珍しくなった。
リベットのくり返す模様も、渋さを増している。
淡い光の中に、時代が浮かび上がる。
銚子に残る、昭和のカタチ。
- [2009/06/28]
- 銚子電鉄[デハ702] |
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【 笠上黒生の静かな夕暮れ 】
人の気配が一瞬消えて、静かな夕暮れが訪れた。
止まる電車にお客さんは乗っているんだろうか。

「笠上黒生の静かな夕暮れ」
駅舎の人影も消えて、上り電車を待つ間、
時が停まったように、すべての動きが止まっている。
ほんのわずかな時間だけど、
今ここにいると、停まった時を経験出来る。
空の色も、変わるのを止めて、
時を刻まない時間を演出している。
そんな時間もすぐに動き出した。
上り銚子行きの車輪の響きが、
すぐ後に迫って来た。
電車がホームに止まる頃、
空の紺色が急に濃くなった。
停まった時間を取り戻す様に、
空の明るさが消えて行く。
止まる電車にお客さんは乗っているんだろうか。

「笠上黒生の静かな夕暮れ」
駅舎の人影も消えて、上り電車を待つ間、
時が停まったように、すべての動きが止まっている。
ほんのわずかな時間だけど、
今ここにいると、停まった時を経験出来る。
空の色も、変わるのを止めて、
時を刻まない時間を演出している。
そんな時間もすぐに動き出した。
上り銚子行きの車輪の響きが、
すぐ後に迫って来た。
電車がホームに止まる頃、
空の紺色が急に濃くなった。
停まった時間を取り戻す様に、
空の明るさが消えて行く。
- [2009/06/27]
- 銚子電鉄【笠上黒生駅】 |
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【 終点の801 】
検査が「終了して、久しぶりに外川へ到着したデハ801。
まだまだ現役と、モーターを唸らせながら、ホームに滑り込む。

「終点の801」
仲ノ町の駅で、台車を外され、検査中だったデハ801も、
無事に本線に復帰して、吊り掛モーターの音を響かせてくれた。
これで、しばらくは走り続けることが出来る。
ブレーキを軋ませて、ホームの定位置に止まる。
車体を見ると、痛みも激しくなってきて、
所々、錆が浮いてきている。
それでも現役!
この座を、まだしばらくは譲らないで欲しい。
優雅にその車体を魅せていて欲しい。
まだまだ現役と、モーターを唸らせながら、ホームに滑り込む。

「終点の801」
仲ノ町の駅で、台車を外され、検査中だったデハ801も、
無事に本線に復帰して、吊り掛モーターの音を響かせてくれた。
これで、しばらくは走り続けることが出来る。
ブレーキを軋ませて、ホームの定位置に止まる。
車体を見ると、痛みも激しくなってきて、
所々、錆が浮いてきている。
それでも現役!
この座を、まだしばらくは譲らないで欲しい。
優雅にその車体を魅せていて欲しい。
- [2009/06/26]
- 銚子電鉄[デハ801] |
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【 草の中 】
やっぱり線路は、草の中。
刈っても刈っても草の中。

「草の中」
硬いレールが、草のジュウタンの上に、
ふんわり乗ってるよう。
でも、電車がガッタンゴットンやって来ると、
足元しっかり踏ん張って、重い電車を支えてる。
線路と枕木が動かない様に、地面の中で支えてる。
電車ものんびりゆっくり、草のジュウタンを進んで行く。
刈っても刈っても草の中。

「草の中」
硬いレールが、草のジュウタンの上に、
ふんわり乗ってるよう。
でも、電車がガッタンゴットンやって来ると、
足元しっかり踏ん張って、重い電車を支えてる。
線路と枕木が動かない様に、地面の中で支えてる。
電車ものんびりゆっくり、草のジュウタンを進んで行く。
- [2009/06/25]
- 銚子電鉄【本銚子駅】 |
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【 待ち続ける 】
君ヶ浜駅の片隅に、そっと待ち続けているベンチがある。
片足が壊れて、もう座る人は居ないだろう。

「待ち続ける」
ホームに着く電車から降りてくる人も、
このベンチには気づかないだろう。
誰も座らなくなった、木のベンチ。
いつまでここに居るんだろうか。
青い電車がやって来ても、
赤い電車が来ても、
誰も座らないベンチは、ここに居る。
他に行きたくても、片足の無いベンチは、
どこへも行けない。
片足が壊れて、もう座る人は居ないだろう。

「待ち続ける」
ホームに着く電車から降りてくる人も、
このベンチには気づかないだろう。
誰も座らなくなった、木のベンチ。
いつまでここに居るんだろうか。
青い電車がやって来ても、
赤い電車が来ても、
誰も座らないベンチは、ここに居る。
他に行きたくても、片足の無いベンチは、
どこへも行けない。
- [2009/06/24]
- 銚子電鉄【君ヶ浜駅】 |
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