【 時間の停車場 】
時間が止まる駅がある。
昭和から平成になっても、時間が止まり続ける駅。

「時間の停車場」
時刻表には乗っていない、時間の止まる駅。
いつから時間が止まるようになったのだろう。
ここの駅に止まる「時間」は、目に見える。
ベンチ、床、柱に壁、すべてに時間が止まっている。
次に時間が動き出すのは、いつになるだろう。
ホームの向こうに止まる電車達は、
長い間、時間を運んで来た。
その電車達は、そろそろ時間を運ぶのを止めるそうだ。
この駅に止まっている時間は、
次の電車が運んで行くのだろう。
昭和から平成になっても、時間が止まり続ける駅。

「時間の停車場」
時刻表には乗っていない、時間の止まる駅。
いつから時間が止まるようになったのだろう。
ここの駅に止まる「時間」は、目に見える。
ベンチ、床、柱に壁、すべてに時間が止まっている。
次に時間が動き出すのは、いつになるだろう。
ホームの向こうに止まる電車達は、
長い間、時間を運んで来た。
その電車達は、そろそろ時間を運ぶのを止めるそうだ。
この駅に止まっている時間は、
次の電車が運んで行くのだろう。
- [2009/11/22]
- 銚子電鉄【仲ノ町駅】 |
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【 赤い帯 】
夜の駅舎に電車が止まる。
駅舎の灯が、赤い帯を浮かび上がらせた。

「赤い帯」
止まった電車は走り出す。
動く赤を追いかけた。
駅の隙間から追いかけた。
グングン早くなって、目の前から消え去った。
赤い帯が、目に残る。
残る帯は、古い電車の僅かな記憶。
吊り掛電車の記憶が残る。
赤い帯の記憶が残る。
駅舎の灯が、赤い帯を浮かび上がらせた。

「赤い帯」
止まった電車は走り出す。
動く赤を追いかけた。
駅の隙間から追いかけた。
グングン早くなって、目の前から消え去った。
赤い帯が、目に残る。
残る帯は、古い電車の僅かな記憶。
吊り掛電車の記憶が残る。
赤い帯の記憶が残る。
- [2009/11/21]
- 銚子電鉄【海鹿島駅】 |
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【 夜の穴 】
暗い地面に、ぽっかりと穴が開いた。
黒い地面の、黒い穴。

「夜の穴」
穴の中にも駅舎がある。
どっちの駅に行ってみようか。
地面の黒い穴の中にも、行ってみたい。
どんな世界になっているんだろう。
上と下が逆さまの、夜の穴。
走る電車も、逆さまなんだろうな。
上りと下りも反対で、
上りが下りで、下りが上り。
夜の穴が開いているのは、僅かな時間。
入って行くなら今のうち。
黒い地面の、黒い穴。

「夜の穴」
穴の中にも駅舎がある。
どっちの駅に行ってみようか。
地面の黒い穴の中にも、行ってみたい。
どんな世界になっているんだろう。
上と下が逆さまの、夜の穴。
走る電車も、逆さまなんだろうな。
上りと下りも反対で、
上りが下りで、下りが上り。
夜の穴が開いているのは、僅かな時間。
入って行くなら今のうち。
- [2009/11/20]
- 銚子電鉄【本銚子駅】 |
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【 外川駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子] 】
外川の風を捕まえてみたい。
カゴの中いっぱいに、外川の風を捕まえたい。

「外川駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
外川の風ってどんな風?
そよ吹く風、びゅーびゅー吹く風、ゴーゴー吹く風。
外川の風は、坂道を駆け上がって、
フーっと一息ついた風。
そんな風を捕まえたら、
カゴの風車がクルリクルクル回り出す。
一息ついたら、カゴを抜け出して、
電車の後を付いていった。
カゴの中いっぱいに、外川の風を捕まえたい。

「外川駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
外川の風ってどんな風?
そよ吹く風、びゅーびゅー吹く風、ゴーゴー吹く風。
外川の風は、坂道を駆け上がって、
フーっと一息ついた風。
そんな風を捕まえたら、
カゴの風車がクルリクルクル回り出す。
一息ついたら、カゴを抜け出して、
電車の後を付いていった。
- [2009/11/19]
- 銚子電鉄【外川駅】 |
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【 海鹿島駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子] 】
海鹿島駅長室に白いアシカ。
切符は売れない、アシカが一頭。

「海鹿島駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
丁寧にお断りを掲げる駅長がいる。
「〈お客様へ〉
乗車券は、電車内で、お買い求め下さい」
手書きの文字が郷愁を誘う。
帽子を被って、堂々と窓口に座っている。
それでも、切符を売れない、アシカの駅長。
それもそのはず、アシカの顔は仮の姿。
本当の顔はその下にある、アメフラシ。
アメフラシじゃ仕方がないか・・・?
切符は売れない、アシカが一頭。

「海鹿島駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
丁寧にお断りを掲げる駅長がいる。
「〈お客様へ〉
乗車券は、電車内で、お買い求め下さい」
手書きの文字が郷愁を誘う。
帽子を被って、堂々と窓口に座っている。
それでも、切符を売れない、アシカの駅長。
それもそのはず、アシカの顔は仮の姿。
本当の顔はその下にある、アメフラシ。
アメフラシじゃ仕方がないか・・・?
- [2009/11/18]
- 銚子電鉄【海鹿島駅】 |
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【 君ヶ浜駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子] 】
君ヶ浜駅に並ぶ、四角い箱の列。
バランスと不揃いが同居している、箱の列。

「君ヶ浜駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
規則正しくならんでいても、それぞれに個性がある。
木柱だったり、枝だったり、ボルトだったりする。
四角い箱の自己表現。
無機質な白い階段の前に並ぶと、
なおさら個性が際だって見える。
その個性は、地面から空へ向かって開いて行く。
小さな箱から、無限の個性が飛び出して来る。
バランスと不揃いが同居している、箱の列。

「君ヶ浜駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
規則正しくならんでいても、それぞれに個性がある。
木柱だったり、枝だったり、ボルトだったりする。
四角い箱の自己表現。
無機質な白い階段の前に並ぶと、
なおさら個性が際だって見える。
その個性は、地面から空へ向かって開いて行く。
小さな箱から、無限の個性が飛び出して来る。
- [2009/11/17]
- 銚子電鉄【君ヶ浜駅】 |
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【 本銚子駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子] 】
今年も開催された、コンテニュー・アート・プロジェクト2009。
銚子電鉄の駅が美術館になった。

「本銚子駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
本銚子駅舎の天井がふわふわになった。
ふわふわを通して、灯がもれる。
天井が雲の中に隠れて霞んで見える。
ふわふわな雲と、隙間から差し込む灯。
白い駅舎内が、なおさら白くなって、
ふわふわ感に包まれる。
雲に触れてみよう。
雲は消えずに、手に触れた。
銚子電鉄の駅が美術館になった。

「本銚子駅[コンテニュー・アート・プロジェクト2009IN銚子]」
本銚子駅舎の天井がふわふわになった。
ふわふわを通して、灯がもれる。
天井が雲の中に隠れて霞んで見える。
ふわふわな雲と、隙間から差し込む灯。
白い駅舎内が、なおさら白くなって、
ふわふわ感に包まれる。
雲に触れてみよう。
雲は消えずに、手に触れた。
- [2009/11/16]
- 銚子電鉄【本銚子駅】 |
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【 横顔[伊予鉄800型] 】
遠くの投光器に照らされて、ほんのり横顔を見せている。
作業員に導かれ、これから走る路を見つめている。

「横顔[伊予鉄800型]」
銚子の路はどんな路だろう。
潮の香りと、醤油の香り。
たくさんのお客さんを乗せて、
懐かしさのある路を往復する。
子供たちは喜んでくれるかな。
ガタゴト、ゴーゴー響かせて、
銚子の路を走って行く。
期待と楽しみを、
その横顔が見つめていた。
作業員に導かれ、これから走る路を見つめている。

「横顔[伊予鉄800型]」
銚子の路はどんな路だろう。
潮の香りと、醤油の香り。
たくさんのお客さんを乗せて、
懐かしさのある路を往復する。
子供たちは喜んでくれるかな。
ガタゴト、ゴーゴー響かせて、
銚子の路を走って行く。
期待と楽しみを、
その横顔が見つめていた。
- [2009/11/15]
- 銚子電鉄[伊予鉄800型] |
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【 移動の時[伊予鉄800型] 】
笠上黒生駅構内に入ってきた、トレーラー車。
まだまだ慎重に所定の位置へ、車両を導く。

「移動の時[伊予鉄800型]」
レッカー車のアームと、線路の位置をピタリと合わせ、
ゆっくり入ってきたトレーラーが止まった。
作業灯の明かりを頼りに、
吊り上げの準備に取りかかる。
全ての作業が慎重に進められて行く。
アームを掛ける位置も、一ヶ所一ヶ所メジャーを当てる。
ベテラン故の慎重さが、見ていても伝わってくる。
まだまだ慎重に所定の位置へ、車両を導く。

「移動の時[伊予鉄800型]」
レッカー車のアームと、線路の位置をピタリと合わせ、
ゆっくり入ってきたトレーラーが止まった。
作業灯の明かりを頼りに、
吊り上げの準備に取りかかる。
全ての作業が慎重に進められて行く。
アームを掛ける位置も、一ヶ所一ヶ所メジャーを当てる。
ベテラン故の慎重さが、見ていても伝わってくる。
- [2009/11/14]
- 銚子電鉄[伊予鉄800型] |
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【 扉の中に[伊予鉄800型] 】
2本のレールの上に納まった車両。
その中に誘うように、一枚の扉が開いている。

「扉の中に」
車内の明かりは、まだ点けることが出来ない。
作業灯が側面を照らすだけ。
この車内にお客さんの笑顔が並ぶのは、
もう少し時間が掛かる。
本線を走り始めたとき、
この扉からお客さんが一人二人と乗り込んで行く。
一番乗りは誰だろう。
お客さんの初めの一歩から、
銚子電鉄の新しい風景が始まって行く。
その中に誘うように、一枚の扉が開いている。

「扉の中に」
車内の明かりは、まだ点けることが出来ない。
作業灯が側面を照らすだけ。
この車内にお客さんの笑顔が並ぶのは、
もう少し時間が掛かる。
本線を走り始めたとき、
この扉からお客さんが一人二人と乗り込んで行く。
一番乗りは誰だろう。
お客さんの初めの一歩から、
銚子電鉄の新しい風景が始まって行く。
- [2009/11/13]
- 銚子電鉄[伊予鉄800型] |
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